ニッカ カフェジンの評価とレビュー

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(画像出典:ニッカ カフェジン|商品紹介|NIKKA WHISKY)

ニッカ カフェジン

個人評価 ★★★☆☆
入手し易さ

★★★☆☆

初心者向け度 ★★☆☆☆
価格帯 ¥4,717 (mlあたり¥6.74)
ボタニカル

ゆず、かぼす、甘夏、シークヮーサー、リンゴ、山椒、ジュニパーベリー、コリアンダー(シード)、アンジェリカ、オレンジピール、レモンピール

Floral ★☆☆☆☆
Fruity ★★★☆☆
Spicy ★★★★★
Herb ★★☆☆☆
Bitter ★★★☆☆
Sweet ★★☆☆☆

マッサンでおなじみのニッカウヰスキーの作るクラフトジンです。

さすがウイスキーメーカーだけあって、大麦・とうもろこしからお得意の「カフェ式蒸留器」を使って抽出したベースを使っているところの力の入れようが凄く良いですね。

大手メーカーの作るジンとしては、やはりサントリーの「ROKU」がライバルになると思いますが、あちらがどちらかというと「万人受け」を狙っているのに対し、「カフェ・ジン」は技で勝負!という感じが実にニッカらしくて良い商品です。

 

山椒は小粒でもぴりりと辛い

「複雑な個性あふれるカフェジン」のキャッチコピーにも負けず、口の中に含むと、まず非常に強い山椒の香りが広がります。

そこを追いかけるように、リンゴの風味とゆずやかぼすの柑橘系の香りが広がる。そんな感じの商品ですね。

サントリーのような大資本でもなく、京都蒸溜所のようなジン専門の会社でもない。本業はウイスキーのニッカが、知恵を絞って今ある設備も十分活用しながら作ったジンという意味では大変好感は持てます。

ただでも、ちょーーーっと山椒強すぎません?(笑)

山椒の圧が強すぎて、他のボタニカルや、せっかくのカフェエキスの存在感が薄れてしまっているような気がします。何の個性もないジンをよりは、個人的には評価しますが、ちょっとここまで強いと人を選んでしまうような気がしますね。

逆に言うと、他のものに負けないだけの強さを持っているので、カクテルを作るには良いかもしれませんね。

万人にはオススメしませんが、まずは味見して合うかどうかを試してからが良いように思いますね。

 

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翠 SUI の評価とレビュー

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(画像出典:サントリージャパニーズジン 翠 SUI)

翠 SUI

個人評価 ★★★★☆
入手し易さ

★★★★☆

初心者向け度 ★★★★★
価格帯 ¥1,518 (mlあたり¥2.17)
ボタニカル

柚子、緑茶、生姜、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピール

Floral ★★☆☆☆
Fruity ★★★☆☆
Spicy ★★★☆☆
Herb ★★☆☆☆
Bitter ★★☆☆☆
Sweet ★★☆☆☆

二回連続でサントリーの作るクラフト・ジンです笑。3月10日に発売されてホヤホヤの新製品でございます。これだけのビッグメーカーが新ブランドで商品を投入してくれるのを見ると、和製ジンの市場の広がりを感じられますね!

ROKUも中々思い切った商品でしたが、この翠にはサントリーの並々ならぬ決意を感じられるんですよね。それが価格です。

お値段はなんと1,380円!税込でも1,518円!ハーフサイズのボトルじゃないですよ。700mlサイズでこのお値段なので、ボンベイ・サファイアやゴードンやタンカレーあたりと真正面から勝負する価格帯です。Amazonでもパントリー扱いです(笑)

ホームページを見ても「普段飲み」需要を強く意識した商品になっています。

普段のみジンの定番の座を抑えられるか

ボタニカルは、ジュニパーベリーなど伝統的なものを中心に、柚子・緑茶・生姜を中心に、和のテイストを押し出そうとする内容です。

製造元が同じサントリーのROKUも、かなり大人しめのテイストでしたが、翠は更にその上を行く大人しさですね笑。ただきちんと緑茶や生姜の香りを楽しむことはできて、他のリーズナブルな価格帯のジンとは十分戦える内容だと思います。

ホームページを見ても、ソーダをベースのカクテルを推していますが、まさに普段飲みで攻める商品です。ただストレートで飲んでも特徴を感じることも出来ます。もちろんROKUと比べると、ちょっと物足りない感じがしますが、ROKUにステップアップするためのつなぎとしてはかなり優秀な商品なんじゃないでしょうか。

季の美を筆頭に、高価格帯の市場では、和製クラフトジンもプレゼンスを高めることが出来ました。一方で、普段飲み用のスタンダードジンの市場ではビーフィーターあたりが幅を利かせています。

コンビニでも目にし、多くのひとが「最初に目にするジン」の座は、まだまだ外国勢が強い現状です。スーパーでも、外国製ジンばかりです。

サントリーも、この価格帯に抑えるためにギリギリまで挑戦してきたのでしょう。ここから和製ジンが新しい世界を切り開くことができるかどうかの試金石になる商品ではないでしょうか。

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ROKU GIN <六ジン(ロクジン)> の評価とレビュー

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(画像出典:ジャパニーズクラフトジン ROKU GIN<六ジン(ロクジン)> サントリー)

ROKU GIN <六ジン(ロクジン)>

個人評価 ★★★☆☆
入手し易さ

★★★★☆

初心者向け度 ★★★★★
価格帯 ¥4,219 (mlあたり¥6.02)
ボタニカル 桜花、桜葉、煎茶、玉露、柚子、山椒他
Floral ★★★☆☆
Fruity ★★★☆☆
Spicy ★★☆☆☆
Herb ★★★☆☆
Bitter ★★☆☆☆
Sweet ★★★☆☆

いつも海外出張から「帰ってきたなあ」と思うのが、羽田空港でこの六ジンの広告を見たときですね。

サントリーという大企業が手掛けたているジンだけに、耳にしたことのある方も多いでしょう。その意味では「クラフトジン」というカテゴリには外れるのかもしれませんが、そこはお目溢しください(笑)。

いまやサントリーといえば、ウイスキーが有名ですね。もともと「日本人の手で、世界で評価される洋酒を作りたい!」という想いでできた会社のため、すでに1936年(!!)には"HERMES GIN" という商品も発売していたりします。そこから100年近い歴史が詰め込まれた歴史のあるジンになります。 

theジャパニーズ・ジン 

肝心のお味のほうですが、よく言えば優等生的、悪く言えば個性の弱いジンですね。

確かに言われてみればボタニカルに使っている桜の香りはしなくもない。あとは煎茶の仄かな苦味と、山椒の刺激もしなくもない。でもそれを強く押し出して主張するようなタイプのジンじゃないですねえ。言われて初めて気がつく程度ですね。

それぞれの個性はバランス良く調和は取れています。でも"パンチ"みたいなものは感じられないんですよね。だから全体的に「薄い」感じがしてしまう。

普段飲みなれないひとが、初めてロックやストレートに挑戦するには良いかもしれませんが、ROKU GINを使ったカクテルが飲みたい!って感じにはならないかも。ゴードンでいいじゃん、みたいな笑。

まあそんなところも含めて、実に日本人らしいtheジャパニーズ・ジンといえるのかもしれませんね。値段が半分なら普段飲み用にするんだけどなー。

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KOMASA GIN の評価とレビュー

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(画像出典:KOMASA GIN)

KOMASA GIN

個人評価 ★★☆☆☆
入手し易さ

★☆☆☆☆

初心者向け度 ★☆☆☆☆
価格帯 ¥3,398 (mlあたり¥6.8)
ボタニカル 桜島小みかん、ジュニパーベリー、コリアンダーなど
Floral ★☆☆☆☆
Fruity ★★★★☆
Spicy ★★★☆☆
Herb ★★☆☆☆
Bitter ★★☆☆☆
Sweet ★★☆☆☆

創業1883年の焼酎蔵小正醸造によるクラフトジンのレーベルです。米焼酎に、ジュニパーベリーと最小限のボタニカルを加えて作られたジンです。

焼酎メーカーのジンとしては、焼酎臭さは少なく、代わりに目立つのがメインでもある桜島小みかんの香りですね。桜島小みかんは、直径4~5cmの世界最小のみかんで、抜群の甘さが特徴です。地元でも12月の限られた期間にしか手に入らない、冬の隠れた風物詩なんだとか。

みかんが香るジン

焼酎屋さんのジンで、焼酎がベースであることを隠すつもりもないみたいですが、焼酎臭さは余り強くありません。

ただまあジンらしさもあまり強くない(笑)。そういった意味ではイロモノだと思いますが、ジンでは無いなにかとして楽しむのが良いかも。まずはストレートで味わってみてほしいのですが「最小限に絞った」というだけあって、みかんの香りが強烈です。ハマるひとにはきっとハマるんだと思いますよ。

あと、箱はわりとキレイで可愛いので、贈答用なんかにも良いかもしれませんね。

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TSUKUSU-尽 の評価とレビュー

(画像出典:170年の技が生んだジャパニーズ・クラフト ジン “尽~tsukusu~”発売!|西酒造株式会社のプレスリリース)

TSUKUSU-尽

個人評価 ★☆☆☆☆
入手し易さ

★☆☆☆☆

初心者向け度 ★☆☆☆☆
価格帯 ¥4,320 (mlあたり¥6.0)
ボタニカル ジュニパーベリー、柚子、かぼす、すだち、シークワーサー、マイヤーレモン、アンジェリカルート、レモンピール、ミント、コリアンダーシード、甘草、シナモン、カシア、他11種類(合計24種類)
Floral ★★★☆☆
Fruity ★★★☆☆
Spicy ★★☆☆☆
Herb ★★☆☆☆
Bitter ★★☆☆☆
Sweet ★★☆☆☆

芋焼酎の宝山で有名な西酒造の作っているジンですね。

ベースは恐らく芋焼酎なのかな?かなり芋の香りを強く感じられます。ボタニカルは24種類とかなりの種類を使っています。そのぶん、ボタニカルについては良く言えば癖がなく、悪く言えば特徴が少ないジンです。

芋焼酎好きにトライしてもらいたいジン

かなり厳し目の評価になりますが、「ああ、焼酎屋さんのジンだなあ」というのが正直な感想ですね。

ずっと芋焼酎に向かい合ってきたからか、多数のボタニカルを組み合わせることで、芋焼酎のベースを殺さずに上手活かしたことはさすがだと思います。ただ「ジンが飲みたい」ときに選ぶかといえば、正直微妙ですね。

逆に言えば、焼酎好きな人にはハードルが低くてトライしやすいかもしれないですね。

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KOZUE-槙 の評価とレビュー

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(画像出典:『KOZUE』世界初・香り高き「コウヤマキ」の和製クラフトジン|中野BC株式会社)

KOZUE

個人評価 ★★★☆☆
入手し易さ

★★☆☆☆

初心者向け度 ★★☆☆☆
価格帯 ¥2,970 (mlあたり¥4.24)
ボタニカル コウヤマキ、ジュニパーベリー、温州みかん皮、レモン皮、山椒
Floral ★★★★☆
Fruity ★★★☆☆
Spicy ★★★★☆
Herb ★★★☆☆
Bitter ★★★☆☆
Sweet ★★☆☆☆

和歌山に本社のある中野BCという会社の作っているジンです。和歌山らしく(?)梅酒や梅ゼリーなども展開していますが、立派な酒蔵も構えて大吟醸も作っています。

こちらの「KOZUE」のテーマにもなっているコウヤマキというのは、マツの仲間の針葉樹になります。併せて使われている温州みかんの柑橘の香りも加わり、森の中の感覚がいっぱいに広がる中々香り高いジンですね。

また山椒も使われていることから、スパイシーさもかなり感じます。

香りを楽しむ中級者向けジン

ボタニカルの種類が多くない分、テーマであるコウヤマキ、温州みかん、そしてアクセント付の山椒の3つが、それぞれ強く存在を主張してきます。

特に、コウヤマキの土臭さのインパクとが強く、有名所ですとボンベイ・サファイアに近い印象かな。正直、はじめてジンにチャレンジしてみようかな、と考えているひとには、癖が強く、ややハードルが高いジンかもしれないです。

逆に言えば、パンチの効いた新しいジンに挑戦してみたい中級者には、ちょうど良い小手調べになるかもしれません。これらの個性は、トニックウォーターで割った程度では消えませんし、「例えばこんなのはどう?」と遊びに来たひとにおすすめしてみるのも面白いかもしれませんね(笑) 

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ヘイマンズ オールドトム ジン の評価とレビュー

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(画像出典:Hayman's Gin - Old Tom Gin)

ヘイマンズ オールドトム ジン

個人評価 ★★★★☆
入手し易さ

★★☆☆☆

初心者向け度 ★★★★☆
価格帯 ¥2,277 (mlあたり¥3.25)
ボタニカル ジュニパーベリー、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、オレンジの皮、アンジェリカの根、オリスの根、カッシアの樹皮、カンゾウ、レモンの皮
Floral ★☆☆☆☆
Fruity ★★☆☆☆
Spicy ★★☆☆☆
Herb ★★☆☆☆
Bitter ★★☆☆☆
Sweet ★★★★★

 

現在、一般に飲まれているジンは「ドライ・ジン」と呼ばれるタイプのものになります。その昔は、醸造の技術が高くなく、砂糖で甘みをつけてごまかしたジンが流通していました。それが「オールド・トム・ジン」と呼ばれるタイプのジンになります。

通説では、オールド・トムと呼ばれる黒猫の看板が、ジンの目印であったことから、その名がついたんだとか。

現代では、変に甘みをつけなくとも美味しいジンが作れるようになりましたので、オールド・トム・ジンは過去の遺物になりました。しかし中には、その独特の甘みに魅力を感じて愛飲する人も居ます。わたしもその一人です。

癖のない初心者用オールド・トム・ジン

こちらのジンを作っているヘイマンズ社は、存在自体がジンの歴史とも言えるような老舗企業です。

ドライ・ジンの隆盛に押され、オールド・トム・ジンは製造しなくなっていましたが、多くのファンの声に後押しされて近年になって当時のレシピを元に製造を再開した由緒正しいジンです。

ただオールド・トム・ジンの中では、かなり飲みやすい部類に入るんじゃないのかなあと思うんですよね。確かに、オールド・トム・ジンらしい甘みもあるんですけど、ほんのり甘いかな?という程度で、甘ったるい印象は無い。

それでいて、個性を全面に出してくるボタニカルも無い分、自然な甘さをそのまま楽しめる。そんなジンです。オールド・トム・ジンは初めてという人が、まずは肩慣らしに試してみると良いジンかもしれませんね。

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